山中湖と富士山

その他の小物 2

カウンター

市販されていつカウンター

 わかさぎ釣りをされる方の多くが持っているカウンターです。1尾釣り上げるごとに" カチャッ カチャッ ”と押して数字を進めるアレです。ワカサギも釣り進んでいくうちに、何匹釣ったか分からなくなってしまいますから、確かにあると便利なんですよね。

 

 私は、写真の金属製カウンターを愛用していたのですが、今ではカウンターを持って釣りに出かけることはなくなってしまいました。『あんまり釣れないし、数を現地で数えても意味がない』と感じてしまったためでしょうね。一緒に釣りに出掛けた友人たちが他界したり高齢でわかさぎ釣りから離れたりして、釣れた数をその場で報告する必要性が減ったのも原因かも知れません。

 

『今年も赤城の氷は行ったんかい?』『行きましたよ。昔のリンク脇で193でした。』みたいな会話って帰宅後に数えても十分ですものね。ワカサギ釣りを趣味としてシッカリされるのであれば購入されればいいでしょうし、時々釣りを行う程度なら不要だと思います。

 

ポイント!

● 種類は問わない。写真の金属製は、強力な底マグネットタイプ。白いのはテントに吊るす為に購入。

● ボートでは、ライフジャケットを着て、首から下げて使用。

● 小さいタイプも悪くはないが、カウンターの押す感触がしっかりしたものを選ぶ。

クーラーボックス

ワカサギ釣りに使えるクーラーボックス

 ワカサギ釣りは道具が多くなってしまう釣りです。あれもこれもと買い揃えるうちに収納に苦労してしまう事も多く、氷上へのアプローチやボートへの積み込みなどを考えると、可能な限り荷物の点数は少なくしたいですよね。そんな時、便利に使いたいのがクーラーボックスです。容量が30L~50Lの物がいいでしょう。

 

 容量が45L以上のクーラーボックスなら一人分の食事や補給用の飲料水 仕掛けや電動リール、予備の乾電池や保冷用の氷などを小分けにパッケージして入れても余裕があります。また、クーラーボックスはボート釣りでは必ず蓋をロックしておきましょう。肩掛けベルトが付いているタイプなら、ボート内のスノコなどに絡まないようにしておくと、転覆の時、同方向にクーラーボックスが落ちれば“浮き具”として利用できるかもしれないからです。もちろん、クーラーボックスに頼らないでライフジャケットを着用するのが基本です。

 

 ライフジャケットは、多くの貸しボート屋さんは準備していますから、ライフジャケットとボートのレンタルを予約する時に釣果情報や遊魚規則、エサの販売があるかなども同時に確認しておくと釣行がぐっと楽になりますね。

 

ポイント!

● 穴釣りの時は、椅子にしたり電動リールの置台としても使うことができる。

● クーラーボックスに直接氷を入れた時は、濡れては困る物の防水とパッキングは丁寧に行う。

       

雨具とラジオ

雷雲

  わかさぎの小さなあたりに集中していると、ポツリポツリと水面を打つ雨が視界にはいる。。。普段の生活ならば、こんな場面でも傘を差すなり軒先に雨宿りすることも可能ですが、湖上のボートでは逃げ場がないんですね。ポツポツ始まった降雨でも、エンヤートットとボートを掻いて岸まで到着するころには、もうびしょ濡れです。

 

 また、群馬県は夏(6月~9月)の雷が非常に多い地域です。多くの場合、群馬県西部から東部へと雷が成長しながら移動する事が多く、おおむね正午過ぎから雷雲を確認する事が出来ます。釣りに限らず、登山やキャンプなどの野外活動では雷の接近に注意しなければならないのですが、周りを小高い山に視界を遮られていると中々気が付きにくいものですよね。そこで、雷を早期に察知するためにAMラジオを準備しておくといいでしょう。

 

 アナログ式のラジオでNHKや民放を流しておくと、雷雲内での放電や落雷などで生じた現象を『ザザー』『ジャッ』『ガリガリ』などのノイズ音として検出してくれます。AMラジオは、雷までの距離にして50km程度からノイズが入るといわれますから、ラジオにノイズが入ったらスマホで雷情報や雲の動きなどをチェックしてみましょう。ラジオでのノイズ検出から動けば、今後の行動を見極めて非難する時間も作れますものね。

 

 そうそう、急な雷雨に限らず雨具は準備しておきましょう。登山用の耐水圧の高いものや、透湿度の高いものが快適で最良なのですが、魚の臭みや鱗、仕掛けの針が刺さってしまう事も多いので、少々もったいないですね。雨具は、ホームセンターなどで販売されている4000-6000円程度のもで大丈夫です。

 

ポイント!

● 電波をひろうAMラジオにする事。FMやネット回線経由はノイズが入らないのでNG。

● 雨合羽は、PVC製でもOK ボートを漕いで汗で濡れても、雨に濡れるよりましです。

       

敷物を準備しておく

鳴沢湖のワカサギ釣り

 ボートでのわかさぎ釣りに出かけて、出廷時からつまずくのが前日の降雨や夜露によるベンチ(漕手座)の濡れです。

  

 タオルで拭けばいいんですけど、滑り止め加工がされていたり拭きとる面積が広くて苦労する事が多い印象です。朝、自宅を出るときは日中の暑さを予感させる天候でも、赤城大沼や榛名湖などでは朝霧がたったり夜露で濡れていることも多いので、漕手座の濡れを考慮してウレタンマットやレジャーシートを準備しておくといいでしょう。

 

 写真(鳴沢湖)のように標高の低い湖沼では、そのままボートに腰掛けることもできますから、不要ならば車中に置いておけばボート上で邪魔にならないですものね。

 

ポイント!

● タオルで漕ぎ座を拭き取るには少々苦労する。マット類の方が確実。

● 冬季のボート釣りでは、薄く霜や氷がはっている事がある。

● 低反発のものだと、昼寝時の枕にできる。

かんじき/スノーシュー

防寒靴とかんじき

 昔から日本各地の積雪の多い地域では雪上を歩く為に用いられ、足がズブズブと入り込んでしまうような湿地や田んぼなどでも板状のかんじきが使われてきました。材料は様々な樹種や竹類が用いられているのですが、私の育った地元では手に入れやすいネマガリヤケやアブラチャン・シラクチヅル(サルナシ)などを用いて樏(かんじき)が作られてきました。最近では作られる方が少なくなってきていますので、地方の道の駅などで売られているのは高価なものが多い感じを受けますね。

 

 さて、わかさぎ釣りでカンジキを用いるのは、氷の上に積雪がある時と、降雨や気温の高い状態で表面の雪がシャーベットのように緩んでいるときでしょうか。雪下ろしや除雪作業では、ズボズボと足が入り込んでしまうような積雪に効力を感じるのですが、ワカサギ釣りでは氷の上に積もった10cm程度の新雪でもカンジキを履いていると釣り穴に足を落とさなくて済みますし、氷の上に水を含んだ雪が乗っている時も有効です。

  

 カンジキには、木製/金属/樹脂製のものがありますが、安価で雪離れが良く簡単に装着できる物が良いでしょう。私の場合、木製の楢材で出来た爪付きの雪輪は、取水口の点検などで沢筋の斜面を登り降りしたりするときに使い、写真のものはワカサギ釣りや平坦な積雪地を歩くのに使用しています。

  

 どうしても赤城大沼では必要な道具ではないので揃える必要性は感じません。『あった方が足を膝まで穴に落とさなくて済むな~』程度です。

   

ポイント!

● 木製のカンジキは使用後に十分乾かすこと。

● 雪を適度にかまないカンジキは斜面で滑る。写真のカンジキは斜面で滑る。

● 樹脂製のものは、強く雪を踏み固めようとすると割れることがある。ステップを刻むなら木製の方が優秀。

● 雪離れを良くする為に撥水剤やクリポリイトを塗る。

       

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