山中湖と富士山

到着したフィールドでの注意点

駐車場について

除雪車

 駐車場の事で問題が発生するのは、多くの場合 氷上での穴釣りの時です。ボートや桟橋釣りとは異なり、湖畔の道路からポイントまでのアクセスや移動などが楽ですし、家族やグループでポイントに集まって釣りを行えますから楽しみも倍増ですね。でも、お目当てのポイントへ遠くからソリを引いたり多くの荷物を抱えて歩くのは大変です。

 

 釣り人の中にはポイントまで近いという理由だけで、湖畔の道路に空きスペースに駐車してしまう方もおられます。降雪により隠された情報から判別するのは難しく『空き地だと思って停めたら民家の駐車場や除雪車の待機スペースだった』とか、単に『空いているスペース=車を置ける』とはなりません。

  

 降雪の多い湖沼では、雪によって狭くなった道路のすれ違い場所として意図的にスペースを設けることもありますし、雪寄せ場所として用いる場所もあるでしょう。1台の身勝手な駐車により、周辺に住む方々の迷惑になってしまう事がある事を忘れないでくださいね。駐車禁止の標識の無い湖畔の道路であっても、好き勝手に駐車は出来ないのです。

 

以下を未読にする為の まとめ

● レンタルボート/ドーム船はなどは、事前予約が必要な事がある。

● 遊覧船の航路や禁止区域などを、ボートのレンタル時に確認する

● レンタルボートでは、火気の使用は出来ない。(天ぷらなどは出来ない)

● 穴釣りでは、穴に落ちたりして怪我をしないようにする。

>> 氷上ワカサギ釣りについて

釣り具や貴重品について

全国共通券と貨幣

 釣りに使う道具類は、持ち運びがしやすい様にまとめられていますか? 車を停めた場所からレンタルボート店や遊漁券を購入するお店まで距離があると、荷物を持って店舗へ向かうのは大変ですよね。私の場合、釣り具は小さなキャリーケースやクーラーボックスに入れる事が多いのですが、遊漁券の支払いを行う時点では荷物は車中に置いています。

  

 これは利用しているレンタルボート店の店舗が小さい為で、解禁等の混雑時に荷物を持ったままでは動きにくい事や駐車場が近い事が主な理由です。このあたりは、利用される店舗や駐車場の関係から柔軟に対応すればいいでしょう。

  

 さて、わかさぎ釣りでは車上荒らしが多発しています。私も財布をダッシュボードの小物入れに入れて置いたら、財布の現金のみ抜かれた事がありました。この時、シートの上に畳んで置いたジャケットなどは全く手を付けていない様子から明らかにダッシュボード内の財布を狙ったのでしょう。遊漁券を購入して財布をダッシュボードに入れる場面を見られていたのかもしれません。必ず貴重品は持って釣りに出かけタホイルの内側などに車のカギを隠すのも止めましょう。

 

ポイント!

● 貴重品や車の鍵は、必ず携帯すること。

● 携帯電話とスマホは、防水を兼ねてジプロックに入れる。

● 駐車場に置き忘れた物は、誰かが持って行ってしまう。

遊漁券の携帯について

遊漁券監視員の腕章

 遊漁券の購入は各湖沼を管轄する漁協や自治体の定める費用を、遊漁券取り扱い店で現金で支払います。遊漁券は釣行時には見える所に付ける事になっていますが、紙製の荷札タイプの場合は降雨などで強く濡れると強度が落ち破けてしまう事もあります。レンタルボートや桟橋の場合、遊漁券の購入を済ませている事が多いと思いますが、氷上を巡視する監視員に遊漁券の提示を求められたら、すぐに取り出せる様にしておきましょう。

 

 氷上での穴釣りでは遊漁券を購入しないで釣行を行う方が時々見受けられます。湖畔から入り易いのが原因だと思うのですが、ボートや桟橋に比べて無鑑札者が多い事から、監視員が頻繁に巡視しています。また、彼らは湖上を細かく巡回して、他のポイントの釣果やエサの種類、水深や釣れている傾向などの情報を持っていますから、遊漁券を提示すると同時に周辺の様子を聞いてみるのがベストです。

  

ポイント!

● 遊漁券は必ず購入すること。

● 直ぐに取り出せるように携帯し、汚したり破かないようにすること。

● 巡回の監視員に、今日釣れているエサやポイントを訪ねるのがベスト。

>> 氷上ワカサギ釣りについて

       

舟の乗降りに注意

手漕ぎボート乗り場

 わかさぎ釣り用いられるレンタルボートは、写真のような樹脂製手漕ぎ舟が一般的です。公園で乗った経験のある方も多いと思いますが、初めて乗る方は以下の項目に注意してくださいね。

 

 ① 公園と違い乗船を補助してもらえない事がある。

 ② 我先にと、順番を無視して乗り込む人がいる。

 ③ 安定している船尾から乗れない事が多い。

 ④ ボート上を地面と同じように歩き落ちる人がいる。

 上記の①~④は、桟橋などの安定した場所から水上に浮かぶ不安定な場所に移動する時に、転覆などの事態に陥りやすい要素です。地面の上とは異なることを認識し、十二分に注意しながら慎重に乗り移ってくださいね。ボートでのコツは、乗降り時やボート上での位置替えなどは『重心を低く保って、ゆっくりと移動してボートの挙動を感じながら行動すること』です。また、必ずライフジャケットは必ず着用しましょう。レンタルボート店で借りられます。

  

ポイント!

● ボートには、道具を先に積んでからゆっくりと乗り込む。

● ボートの座席が濡れていたら、敷物をひく。

● 漕ぎ座に座ってオールを使うのに邪魔にならない場所へ、道具を移動する。

 出発前に確認を

手漕ぎボート用自作のアンカー

 荷物も積み込み 座席に座ったら、最初にオールの取り付け金具を確認しましょう。時々すぽっと抜けてしまう舟もありますから、仮に沖合で抜けてしまい金具を湖底へ落としてしまうと戻って来る事が出来ないのです。出廷前に確認し、不具合がある場合は修理またはボートを交換してもらうのがいいでしょう。また、アンカーがあるボートでは、以下の事柄も確認しておきましょう。

 

 ① アンカーとロープが結ばれていること。

 ② ロープの一端が船首に結ばれていること。

 ③ ロープは、傷み無く長さが十分なこと。

 ④ オールの柄やブレード(板状の場所)が損傷なきこと。

 ⑤ アンカーの重さと形状の把握(石や鉄アレイの事も)

 

 アンカーは多くの場合、船首付近に置かれています。ボートの係留時には船首からアンカーを下ろしますので、ロープが切れていたり、正しく連結されていないとアンカーの役目は果たせません。また、ロープが途中で絡んでいたり、絡むような置き方だと手足を絡ませて湖中へ落ちてしまう事もあるのです。安全な行動を行うために以下の様に確認を取っておきましょう。

   

ポイント!

● オールの留め金具が、抜けないこと/正しく動くことを確認する。

● アンカーや係留用のロープの長さが十分である事を、出発前に確認する。

       

<< 釣行前の情報収集

>> 荷物を積んで準備が出来たら出発です