手繰りラインと仕掛けを接続する部分の処理を行う前に、棚を取るためのゴム管を通しておきましょう。電動/手巻きリールでは棚を決めたらスプールのフックにラインを引っ掛けるだけなのですが、手繰り仕掛けだと別の方法で棚までのライン長を決める必要があります。(穂先に、ゴム管を被せてラインを止める)
ゴム管は自転車の虫ゴムやシリコンチューブなど代用できるものが沢山ありますが、釣りを行っている時間は、ほとんどゴム管部分に注目していることが多いために、目が疲れない優しい色の物や目立つ蛍光色の物なども悪くありません。ご自分のスタイルに合ったカラーや長さで調整してください。
ポイント!
● ゴム管は5mm~10mm程度 アメゴムは1年で劣化するのでシーズン前に交換を!
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手繰り糸先端の処理
繰り糸と仕掛けを繋ぐために先端の処理を行います。
処理の方法は3種類です。大まかに言って、写真の金具を用いるか否かだけの違いで、どの方法を用いるかは仕掛けに依存しますから、ご自分の扱い易いスタイルにしてしまってOKです。
A 市販の留め具(スナップ)付き仕掛けを用いる場合、手繰り糸の先端に2-3cm程度の輪っかを作っておきます。輪っかは二重8の字縛りで十分です。
B 手繰り糸に自動ハリス止めを用いる場合、仕掛け側に金具は不要です。仕掛けの幹糸をハリス止めに掛けてるだけですから、金具は切り取ってしまいましょう。また、ハリス止めからラインが抜けてしまわない様に、仕掛け末端(仕掛け上部末端)から10mm程度の所に縛り瘤を作っておくといいでしょう。仕掛けがずれてもこの瘤で引っかかります。
C 金具を用いず糸だけで直接接続する場合、手繰り糸末端に結び目(コブ)を作り、仕掛け側は2-3cm程度の輪っかになっていればOKです。仕掛けやオモリの重量を極限まで考慮すると、金具類の重さも気になるのですが、利便性を考えるとAかBの方法でOKです。
先端の処理が終わったら、巻き残してあったラインを巻いて終了です。
ポイント!
● Aの方法で十分です。