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ワカサギ入門編


ワカサギってどんなサカナ?


  大きな分類では、おにぎりやお弁当でおなじみのサケの仲間に分類されます。正確にはサケ目・サケ亜目・
  キュウリウオ科・ワカサキ属 に分類されていて、日本にはヨーロッパや北米に自然生息する種類(日本名イ
  シカリワカサギ)と諏訪湖や霞ヶ浦に代表される種類の2種類が生息しています。

ワカサギってどんなところに住んでるの?

  ワカサギはもともと、海と川や湖を行ったり来たりする魚です。ワカサギに良く似た魚でワカサギより大きくなる
  ”チカ‘‘という魚もいてこのサカナは一生のほとんどを海で暮らしています。ワカサギはこのチカに比べて淡水
  への適応性が強く、冷たい湖や多少汚れの強い湖沼でも生息できる為、約100年前から全国各地の湖に放
  流され群馬県では20ヶ所を超える湖沼に生息しています。ワカサギは受精後発眼すると長時間の移動にも耐 
  えるため、約80年前に北朝鮮に移植され今では朝鮮半島全域に生息していて、第2次世界大戦中には食料
  確保の観点から、長野県諏訪湖から中国(満州)に移植され約70年を経過した現在は中国国内の12の省・ダ
  ムや湖に生息し、年間2000トン前後日本に輸出しています。
 

ワカサギってどの位いきるの?


  ワカサギの寿命は一般的にサケと同じく産卵までの命で、ワカサギは1年程度といわれていましたが、福島県
  檜原湖の産卵調査から産卵に参加するワカサギの92%が満2歳魚で、残りの8%が満1歳魚と満3歳魚との
  報告がありワカサギの多くは2年で寿命を迎え極稀に2年を越えて生存する個体も見られます。
  群馬県内の湖沼のうち、県西部の湖沼では水温が高いせいか1年魚が多数を占めているようです。
  県北部の多くのダムや高地の湖では水温が低いせいか2年魚が大半を占めているようです。

ワカサギのたべものは?

  ワカサギは、卵から孵った直後はとても小さく動植物性のプランクトンを食べています。大きくなるにつれてサイズ
  の大きなミジンコなどを食べていきますが、それ以外にもユスリカの幼虫や水面に落ちた小さな昆虫類などを食べ
  ていると考えられます。ワカサギにとって一番のお仕事は産卵まで生きることでしょうから、口に入って害にならな
  ければ獰猛にエサをとると考えられます。



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