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花札と二十四節気で追う、渓魚の活性



萩に猪(文月) ふみつき・・・文月
穂含月(ほふみづき)=稲の穂が実る月の意

恐ろしい時期である。寝苦しい夜が続き、街灯には多くの陸生
昆虫が乱舞している。毒を持つ蛾や蜂が立秋を迎えてから良
く目につく季節でもある。

この時期は、花札の絵柄にもあるように、山萩が咲き始める
季節である。里山、深山の差はあれど概ね山萩の開花と同
時に、水棲昆虫の激減と陸生昆虫への入れ替わりの時期と見
てもいい。

朝夕のマズメに、川面を飛翔するアブや蜂、枝から落ちた甲虫
類を、水面を割って捕食する渓魚達をテンカラやフライで狙うの
も面白いのではなかろうか・・・
現代暦 行事
8月 8日 立秋
8月24日 処暑

月に芒(葉月) はづき・・・葉月
木々の葉が落ちる月が語源らしい

花札と二十四節季を並べてみると、実際の季節と、かなりかけ
離れている感じを受ける。白露とは、秋気が強まり草木に白い
露が宿る季節ということになっているが、群馬県北部の相当標
高の高い地域でなければ、白露を実感できないのでは無かろ
うか・・・

さて、この時期は渓魚にとって最も重要な季節になってきてい
る。地方によって異なるが、来たる霜降の時期から、渓魚達の
産卵は始まるのである。

彼らは、産卵に備え標高の高い深山から捕食の活性が高くなり
、卵を肥大させるべく貪欲に餌を食うのだ。水温の状況により、
降雨の有無により、彼らは淵に荒瀬に現れ、雨後の増水ととも
に上流を目指し遡上する。思わぬ大物に出会える季節でもある
のだ。
現代暦 行事
9月 8日 白露
9月20日 渓流禁漁
9月23日 秋分

菊に杯(長月) ながつき・・・長月
夜長月(よながづき)が語源 

夜長月とは菊のことである。菊を見ながら宴とは菊の品評会の
ことであろうか・・・

10月は禁漁であり、渓魚達の愛の季節でもある。この時期、秋
の幸 キノコを求めて深山の沢を遡行すると、小砂利の溜まった
小さな駆け上がりで、渓魚達が戯れているのを目にすることが
出来る。

人目も気にせず一生懸命穴を掘るメス、連合いを取られまいと、
他の魚を追い払うオス。

遡行の足を止め、魚達の振る舞いを眺めていると、不思議と時間
が経つのは早いものだ・・・

チャンスがあれば、出かけて見られたし!

現代暦 行事
10月 9日 寒露
10月24日 霜降
冬へ行く 春へ 夏へ



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