渓流魚

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本流イワナ・ヤマメ >群馬県北部の本流と渓流 >利根川水系渓流域


いろいろなHPを見歩いたり釣具屋での情報交換の中で、『○○川支流○○沢で魚篭一つ釣った』などと
目にしたり耳にしたりするが、少々心に引っかかるので一言申し上げる。

日頃、『他人の、釣りの楽しみ方には立ち入るな』と申し上げているが、支流の更に支流まで分け入ってまで
釣りを行うことには賛成しかねる。
なぜなのかと言うと、それは中学生時代の経験からだ。夏休みの1週間をある沢に費やした事があった。
水の流れている幅は2m程度、石は苔生し、深くてもスネ程度の溜りがあるような沢だ。
あの時は面白いように釣れ、毎日釣れた魚すべてを持ち帰った。小さいのは金バケツで自宅の池へ入れ、チョイと大きければ躊躇せず魚篭に収めた。
6mの振出し竿に50cm程度の仕掛け、竿の全長一杯の下流から仕掛けを入れれば、面白いように掛かったのだが、5日目位から急に
釣れなくなってしまった。そして今も釣れない。3年ほど前に石をひっくり返したり、穴をつついたりしてみたが魚影は確認できなかった。

社会人になって、あちらこちらの渓流を歩いた。そして、釣行先での野宿で出会った人達との会話で、この釣り方を提灯釣りといい。藪沢などの
釣り難い沢で魚を捕る方法であって、渓流魚の増殖の場を犯しやすい釣り方だとも教わった。
枝沢で増えた渓魚は、餌を求め水量の多いところへと移動する。漁協も高齢化が進み道路から近いところへ放流する傾向があり、
枝沢への放流は皆無と言っいいであろう。今夜の宿泊客の為に数を揃えなければならないのならいざ知らず、趣味としての
釣りならば、早朝の早駈けによる先行者争いも無い本流筋で、渓魚の増殖を願いつつ釣りを楽しまれてはいかがだろうか?

沢で増えれば、渓流・本流筋でも魚が増える。一人でも多くの賛同者が増え、沢筋での渓魚達が安心して増えることを強く願う。


地図 @ かじか橋上流〜牛首 

 谷川岳の雨水を集めクリスタルのような流れを 
見せる河川である。谷川岳をはじめ
この近郊の山谷は、岩を剥き出した険悪な
山肌が多い。一度雨が降れば雨水は吸収
されることなく、滝と成りその荒い山肌を洗う。

対象魚はイワナ・ヤマメで谷川温泉
から約2kmで牛首と言う場所に辿り
着くが、釣行はここまでにした方が良い
であろう。この河川は川通しで戻るか、
登山道を戻る為に、帰路に時間が
掛かるからである。

写真は、カジカ橋上流近

谷川

A 牛首〜通気口

牛首から先の記憶はあいまいである。
峪川を釣り上がって牛首の先の二股
近辺で伏流水になっていたと思う。

帰路に必要な時間や、増水の危険性など
を考慮すると、ここの釣行は避けたほうがいい。

尚、右の写真は、利根川との合流近くであるが、
解禁後間も無い時期は、良型が出るので
国道側を避けて入渓してみたらいいであろう。

写真は街中付近牛首ではない。
谷川

地図 @ 湯檜曽川 下流〜土合駅

谷川岳・一の倉岳、朝日岳などに囲まれた
流域から雨水を集める河川で、登山で有名な一の倉沢
や幽の沢は、この河川の支流である。
登山雑誌やカレンダーなどでご覧になった方もおられる
だろうが、この流域のお山々は、岩肌が露出し、ひとたび
雨となれば、各沢は滝のような様相で、水が流れ落ち、
急速に流れ込んだ雨水は、湯檜曽川を暴れさせる。

この川を釣行されるのなら、事前に天気予報を確認して
少しでも降雨の可能性が生じたなら入るべきではない。


利根川合流から土合駅付近までは、開けた川でフライ・
本流竿も十分に振ることが出来る。イワナを主体に狙うが、
雪解けによる増水や、雷雨などの鉄砲水などで、川の様相が
変わりやすく、魚の居着くポイントを読めないと釣果に
繋がらない河川である。

写真は利根川合流より数百m上流


湯檜曽川

A 湯檜曽川 土合駅上流〜源流

この河川沿いには、登山道が整備され観光客や登山客の往来が
結構多いのだが、6月になっても雪が残り、スノーブリッジや初夏
を思わせる暑い日などは、1時間足らずで、
浅瀬から荒瀬へと変貌する事もある。

上流に向かうにつれ、増水によって堆積した石は浮き気味で、滝等も
出現し遡行を妨げる個所もある。決して初心者が入渓しては
ならない
かわである。

写真は、土合駅上流の駐車場前の流れ
対岸には、まだ雪渓が残っている。
湯檜曽川
地図

@ 宝川 流域

地図:間違ってます。近日修正


藤原湖のバックウォーターに流れ込む河川で、
熊の入浴が有名だった宝川温泉は、この川岸にある。

TVや雑誌で紹介されてご存知の方も多かろうが、
大きな露天風呂で宝川の瀬音を聞き、新緑や
紅葉に包まれて、日頃の疲れを癒すのは、
格段の贅沢といえるであろう。

さて、私は、過去の記憶を辿っても、この川が印象に残る
出来事が浮かんでこないのだが、イワナが結構
釣れた記憶はかすかにある。

車止めから暫くは水量もあり、途中数本の支流を集め相当の
奥まで岩魚は居る。初心者には向かない川であるが、
林道沿いの河川は、ポイントも多くじっくり釣るには
良いであろう。この河川も雪解けや降雨による増水の
足が速いので十分に注意する必要がある。

奥利根をはじめ多くの渓流釣師・沢登り組の行動開始は
早く、前日に泊まり込みまだ暗いうちから歩き始めることも多い。
明らかに沢屋スタイルで釣りを行っている者。源流部まで
分け入ったルアー組などとすれ違い時に、2・3話しをすると
遊魚券を買い求めていないことが多い。

時間が早かっただの、沢登で時間が余ったからからだのと
ごたくを並べても、正当な理由にはならない。


コンビニやガソリンスタンド、旅館や雑貨屋でも販売はしているし
利根漁協管内は広く、沼田市内でも購入が可能だ。
 釣竿を持って川へ入るなら遊魚券を買え!

先日もあるHPで10月の沢登で、禁漁期を理解していて
焚き火でイワナを食ったなどと書いてあるレポートを読んだのだが、
正直言って馬鹿な奴だと思う。たとえ禁漁期のイワナを釣ったと
しても俺ならば書かないし、黙っている。
そもそもルールを破って釣るのは、楽しくないし、
釣ってしまったとしても、黙るのは後ろめたいからだ・・・

世界60億人に実名と会の名称・実態をさらけ出す馬鹿な行為はしない。

会としても質が問われるのではなかろうか?
後ろめたさも、反省も、後悔もない文章に腹が立つし、黙認
している会も大したことはないと思えてしまう。


どうかこれから釣りを始められる方は、遊魚券の購
入と禁漁期・禁漁区の厳守をお願いしたい。

宝川


写真は、利根川合流からの林道付近

地図 @ 赤谷川 下流〜赤谷川大橋

早春の雪解けの頃、本流の利根川より水温の
上昇が早いのか、本流よりイワナ、ヤマメなどが
差し込み、思わぬ大物に出会うこともある。

上流へ向かうにつれ、黒岩八景を通るが、
ユキシロなどの水量が多い場合、遡行不可能
となることもある。初心者には、
漁協が放流する、ヤマメ・ニジマスなどを
解禁初期に狙うのが良いであろう。

ユキシロが収まる6月には、水量不足により
釣りにならないこともある。

赤谷川

A 赤谷川大橋〜赤谷湖

この区間も、ユキシロ以降は釣りにならない。

春から生き残った魚を、早朝や雨後の増水時に
狙う程度であろう。アユの時期には、水温も
ぬるみ、コケも腐り気味で、清流のイメージとは
程遠い存在となってしまう。
赤谷川

B 赤谷湖〜西川

上越国境の三国峠を水源に、幾つかの沢を集めて、
赤谷湖の西側に辿りつく河川である。

かつてCMで有名になった法師温泉は、西川の支流沿い
にあり、新潟へ抜ける17号近くでもある。

西川の最下流部に入るには、猿ヶ京温泉を過ぎたあた
りで谷へと続く細い道路を下ると良いであろう。

通年を通して狙えるが、魚はそれほどでもない印象がある。
西川

C 赤谷川本流〜マワットノ下のセン

赤谷湖畔から別れ、川古温泉まで車で入ってから、
赤谷川本流を釣る。上流へ行けは行くほど、初心者にはお勧
めできない渓相の川である。

ここも上記の河川のように増水や鉄砲水により
危険が伴う河川で、川古温泉の車止めには、入渓を
控えるようにとの看板も出ているが、写真の大岩あたりまでは、比
較的安心して釣行出来るであろう。

川古温泉直下の端から入渓して、200m程で小さな取水堰堤となる。
川古温泉横の車止めから伸びる林道を歩いて
堰堤に入ることも出来るが、
ヒルが嫌で私は、ついつい川をの
ぼってしまう。当然、更に林道を使って、上流を目指す気分は
うせもう何年も釣りに行っていない。

澄んだ宝石のような水に、水深を見誤る事しばしばで、渡れると
踏んでいた淵が、思いのほか深く遡行を、練り直すこともある川だが、

堰堤を越え、暫くすると、写真のような大岩が現れ、大きいものでは
戸建のアパートほどもあり、慎重に遡行をしたいところである。

写真は川古温泉から、700m程の巨岩部分。下の写真は、上の
写真中央奥の岩の上で、握り飯を食べたときに、とったものである。
ここまでの釣行であれば、川通しで戻っても近い。途中の堰堤から、
林道へ出ることも出来るから、無理せず初心者はこの辺りまでが
丁度良いと思っている次第である。

これより2km強で渋沢と出会うが、林道を歩いて上流部へ入る
事も可能である。この河川は林道終点約3km先まで、イワナが居る
ようだが、マワットノ下のセン先を越える為の、登攀技術
も持ち合わせておらず、未だ訪れたことは無い。 
沢登のHPなどを見歩くと、荒荒しい渓相とドウドウセンを
越えた後の別天地が印象的で、何時か
は訪れてみたいと思っている。

さて、この河川は非常に綺麗な流れと、景観を楽しむことが出来るので、
釣り技だけでなく、十分に遡行技術を
マスターされたのなら入渓されると良いであろう。


イワナの釣果より、河川の優美さを満喫していただきたい河川である。


私は、赤谷川本流、小出俣沢ともに源流部まで行ったことは無い。

@ 利根川合流〜関越橋

武尊山を源流に、幾つかの渓流を合わせ、利根川へ流れ下る小河川で
ある。川場村全域の雨水を集める河川であるが、近年、関越橋近辺
より少々水の質が悪いように感じる。私はこの川の最上
流部で生まれ育ち、魚といえばイワナであり、カジカやサンショ
ウウオなども捕って遊んでいた。

さて、この河川は上流域に、砂防ダムと取水堰堤があるが、発電用の
ダムではないので、河川の水郷は概ね降雨と比例している。

連日の日照りで地面が乾燥していれば、雷雨などにより一気に濁るが、
翌日には十分に入渓出来る濁りとなる。但し、ユキシロや4月中旬から
の田んぼの代掻きなどで濁ることもある。

合流から関越橋までは、漁協による放流や、本流からの遡上で解禁か
ら6月まで十分に楽しめるであろう。8月を過ぎ、雨後の増水時は産卵の
為に餌付いた渓魚と出合えるし、時には高く・あるいは低く飛び交うトン
ボに、跳ねを見せる渓魚にも会えるかもしれない。

対象はイワナ・ヤマメである。

うすね
A 関越橋〜太郎集落上流

川場村に入り遡上を続けると幾つかの堰堤が顔を見せる。大きな物は
30m程もあり、到底登ることは出来ないのだが、川場村の集落内は比較的
川から近いので、入渓と帰路は苦労をしないであろう。

さて、太郎集落を過ぎると、美しい流れと段々の渓相が際だっってくるが、
上流の小住温泉より上流は、漁協の放流量も少なく渓流魚は少ない
傾向にある。
この河川に限らず、支流の枝沢は渓魚保全と増殖の為、
釣行は控えたいものである。


写真は、太郎集落近辺

川場村に唯一のセブンイレブンで遊魚券を買える。



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