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本流イワナ・ヤマメ >本流の魅力
本流の魅力・・・


 

新緑の季節に、清く澄んだ渓流に出かけて行くのもいいですよね。日常の雑踏を避け、
分け入った深山で出会うイワナ、ヤマメの美しい姿に見入ったり、青くみずみずしい山
菜との出会いなど、渓魚の世界には、美しい自然と触れ合うことが出来ます。
ストレスの多い日常を、忘れさせてくれる緩やかな時間・・・・
新緑の渓


ところが、美しい自然とは裏腹に、釣りの世界は欲望の渦巻く椅子取りゲーム。釣りた
いという、釣り人の願望から下記の様な事が、セオリーになっています。
● 朝一番に川に入れ!
● 先に入った釣り人が居たら釣りにならない。
● 一度驚いた魚は、釣れない。などなど・・・
先行者(鮎の解禁から代用)


現代の河川では、各漁協が放流する魚に釣り対象としての資源に頼っています。
当然ながら、人が放流を行うために、
運搬してきた車に近い場所に、放流される
とが多く、上流域の小河川では、自然に繁殖を続ける天然渓魚に依存する現状が
見うけられ、小河川での餌の量も、河川を流れる水量や河川をはぐくむ森林環境
が大きく左右しています。

何をもって本流と定義するのかは難しいところですが、川を流れる水が幅10mを
切るような河川では、現存する個体数も魚体の大きさも、概ね小ぶりのようです。
小河川の渓魚


さて、大物を狙うのも、数を釣るのも概ね水量の多い本流筋に見受けられます。
例外としては、悪食のイワナが上流域の大淵やダム、5月6月の増水時に、産
卵の為に小河川に遡上したニジマスが上げられますが、シーズンを通して行き
会える事は、とても稀な事でなのです。
本流のニジマス


では、先程述べた小河川と本流とでは、どのような違いがあるのでしょうか?

● 個体数が多い。
● 大型の遡上魚が期待できる。
● 解禁直後から、源流域に比べ水温が高く、早くから好季になる。
● 河川が大きい為に、攻めきられない。
● 先に入った方が、あまり気にならない。(注)
● 川面に掛かる枝やクモの巣などが無く釣りやすい。
● 道から近い。
● ルアー、フライなどの、広域を探る釣り人との共存が必要。
● イワナ・ヤマメ以外も多数生息している。
などなど。。。  
今や前橋でも釣れる


良い事ばかりのようですが、小河川には小河川の魅力があり。本流領域には、
上流のダム放流による増水や、濁りがなかなか取れないなどの制約はあるも
のの、これから始める方には、片品川下流域や解禁初期の減水時利根川な
どがいいでしょう。
イワナ・ヤマメの成魚放流もあり、比較的魚影も濃く、オイカワやウグイ等の魚
も多いため、餌の振込みや魚信の取り方等を練習するには、最適でしょう。 

上達の第1歩は、魚種を選別しないことです。
フラットで穏やかな流れ




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